
林義正先生
今日は昨日までとはうって変り、清々しい朝となっております!
さて、一昨日は夕方から、代官山の蔦屋書店でイベントに参加して参りました。
林義正元教授の『ル・マン24時間』の出版記念イベント。
私は東海大学ル・マンプロジェクトのドライバーとして、色々とお世話になった訳ですが、
私はもともと、東海大学英文科の学生をやっており、学生時代に林先生とお会いする事に
なった訳です。
1999年、全日本F3選手権に出場していた私は、慢性的な資金不足に悩まされておりました。
そこで、毎日通っていた東海大学宛てにお手製の企画書を持参し、事務局へ乗り込みました。
東海大学から資金提供を受けようと企んだ訳です。
自分が出ている雑誌などの媒体、ポスター、勿論、学生証も持って行きましたね。
事務局に乗り込み、『本学の学生で、全日本F3選手権に出ている密山です。お金ください』
まさしく、こんな感じでした。学生ながら、無理だという事は分かっていたし、面白半分の所が
あったと思います。当然、事務局の方々は唖然としていました。はい、ここで終了!と思いきや、
『工学部に元レース関係の先生がいるから、いつか紹介するよ』と事務局のオジサンが声を
掛けてくれました。その時は、へ~~~・・・、そうなんだぁ~~~。くらいしか思っていませんでした。
その晩の事でしたね、林先生からいきなり電話が掛かって来たのは!!
それまで、林先生の事は全く知りませんでしたが、電話口で先生の話を聞いて行く内に、
もしかして、事務局に突撃したのは強ち無駄では無かったかな?と思い始めました。
そこから、先生とお会いさせて頂き、すぐに、東海大学関連の全学に配られる東海大学ニュースの
表紙になりました。こんなに頑張っているんだから、目立たないと!という先生のお心遣いでした。
ここだけの話、そのニュース紙が配られた夏休み明けは、不思議とメチャクチャモテました笑
ここから、一気に僕の環境は変わって行った訳です。
林先生のお口添えで、すぐにスーパー耐久のシートを獲得。
F3マシンにも、東海大学、湘南信用金庫のロゴが入りました。
すると、何故か成績も右肩上がりで、すぐにスーパーGTのシートも獲得。
林先生のプッシュでデイトナ24時間にも出場。
レースを続ける為の資金を調達する為に事務局へ駆け込んだ筈が、
林先生に出会った事で、給料付のシートを沢山獲得出来たのです。
まさに、林先生ドリーム!!2000年からは、大学を卒業し、レースだけでは毎日を持て余して
しまう、という事で、林先生のご紹介を得て、東海大学スポーツ医科学研究所研究員になりました。
この2年間はスポーツ選手がどのようなトレーニングを積んで行けば成果が出るのか?という研究
対象者として、朝から地獄のトレーニング、メンタルトレーニング、食事管理、心理カウンセリングなど、
普通では経験出来ない事を経験させて頂きました。
研究員になる前の私の体重は60Kg未満のガリガリ君だったのですが、その2年間で約10Kgの
体重増を達成。正直、結構~、ムキムキでして、その頃のオヤツはノンオイルのツナ缶。
林先生に出会い、私の環境をガラッと変えてくれたことで、私自身、自分に自信を持つようになり、
どんどんと良い方向へ進む事が出来たと思っています。
林先生と出会って居なかったら、このAdenauも間違いなく無かったでしょう。
プロとして自覚を教えて下さったのも林先生でした。
先生と出会ってすぐにお金を頂くプロになり、今までやって来れました。
そして、色々なテストを経て、2009年アジアンル・マン岡山、2010年アジアンル・マン珠海、
2011年アジアンル・マン珠海と、3年間、林先生指揮の下、ドライバーを務めさせて頂きました。
2008年のル・マン24時間も出る予定だったのですが、色々な諸問題があり、ドライブ出来なかったのは
仕方無かったと割り切っています。。。
一昨日のイベントが終わり、林先生との事を考えてみたら、私にとって感謝しても感謝しきれない、
本当に人生の恩師だ!と痛感させられ、長々と書いてしまいました。
次なるは!林先生考案の排気ハイブリッドで先生指揮の下、世界と戦う!!!
林先生、ご出版、おめでとうございました!!
近々に、横溝くんと先生のご自宅へ突撃させて頂きます!!
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