BILSTEIN サーキットアタック
昨日は手抜きブログでごめんなさい。
GT3オーナーの方は今回の結果がとっても待ち遠しかったと思います。
正直、このキットに換装しただけでこれ程タイムに現れるとは思いませんでした。
純正BILSTEINだってそれなりのセッティングがされているので、同等くらいのタイムが出れば良いなぁ・・・と思っていたからです。
今回は輸入元である「阿部商会」さんも御一緒ということで、後にBILSTINブログでもご紹介されると思います。
このBPSキット、PASMでソフトで走ると乗り心地は純正より遙かにイイんです。と言う事はサーキットには不向きなのでは?という勝手な解釈をしていたのも事実です。
このマイナス思考を、今回午前の1本目の走行で見事に吹き飛ばしてくれました。
ラップはコンスタントにノーマルから1秒以上早くなっています。しかもPASMソフトの状態です。タイヤの状態を考えるとこれは意外な驚きでもありました。街乗りからサーキットまでという相反する要望に見事にマッチしています。
社長からのコメントも弱アンダーだけどトラクションが物凄く掛かる・・・と。まずまずのお言葉。
しかし、問題点もありました。PASMハードにするとガラリと特性が変化するらしく、ブレーキングの姿勢とコーナー出口での唐突な動きが・・・との事です。しかしタイムは若干ですが上がりました。
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午後からは2時間ほど雑誌GENROQの占有走行となり、かなりの台数のスーパーカー達が撮影の為に走りまわっていました。
その間、社長と話をしてPASMハードのセットを出そうと言う事で、リヤの車高を5mm程下げました。
たった5mmですが、GT3はこれが物凄くシビアな動きとなって現れます。
午後からの1本目、台数もかなり多くてクリアラップがなかなかとれないような状態が続き、タイムも思うように伸びません。このまま走行を続けても意味がないと判断し、走行を中止させてリセッティングをします。
2本目の走行まで10分を切る程度でしたが、ここでセットを元に戻してとりあえず今日のベストタイムを更新しておこうという話になりました。
2~3ラップ後、エアー調整をしにピットに戻ってきた社長は、「やっぱりセットはこっちの方向性がイイ」という言葉を残し、アタックに行きました。
しかし、残念ながら台数の多いこの走行枠でクリアラップもとれず、タイム更新という事にはなりませんでした。
今回の成果はこのGT3用キットが街乗り仕様の乗り心地が良いまま、サーキットでもタイムアップするという事です。これはかなり良い評価に繋がりますね。
次回の課題も残したままですが、このサーキットアタックプログラムのプロセスで思う事は、GT3はアライメントが物凄くシビアにタイムに反映されるという事です。この「オイシイ」所がうまく使えないと、どんな良いキットを組んでもタイムアップするどころか逆に走りにくくなってしまいます。
現在Adenauではこの「オイシイ」ところを掴みつつあります。
良い商品をうまく使い切る切り札はアライメントと言ってもイイくらいです。
またこのアライメント調整をするにあたり、タイヤ温度の管理がカギとなりヒントになります。
コレ、ホントにタイムに現れるのでやってる方は「やっぱり・・・」という感じです。
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まだまだやる事、やれる事は沢山ありますが、確実に進化しているので、みなさん楽しみにしててくださいね~
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