
Sepang
一昨日、マレーシア セパンから帰国致しました。
私自身、5年ぶりのセパンでのレース、そして昨年、GT3Rが非常に速かったこの
コースでのレースは待ちに待ったレースでした。
テストセッションが始まり、コースインすると、マシン・タイヤ・コースが上手くフィットしてくれず、
大アンダーステア状態でした。悪い事に、単なるアンダーステアでは無く、アンダー・オーバーが
激しい状態。これでは、タイムが出る訳がありません・・・。
本来であれば、ここでセットアップを進めたい所ですが、今回はルーキーの茂田選手と
コンビを組むため、茂田選手に多くの周回をこなして貰う必要があったので、ここで茂田選手に交替。
セッションも終わりに近付いた頃に、交替し、予選シミュレーションを行いました。
ここでも問題となっているアンダーステアは解消されていなかったので、予選に向けてある種、
ギャンブルにも似たセット変更を行いました。
アンダーステアを消すことで、同時にオーバーステアも消す作戦!笑
予選が始まり、勇んでコースインすると、マシンバランスは大幅に変わっていました。
超オーバーステア方向に・・・・涙
しかし、テストセッションで苦しめられたアンダーステアは解消され、S字区間など、
中高速コーナーな格段に速くなったのですが、GT3R特有のリヤのスタビリティが失われて
しまい、コーナー進入で踏ん張りが足りなくなってしまいました。
結果は19位。。。
この結果には落胆しましたが、テストセッションと予選でバランスが逆に進んだという事は、
欲しいのはその中間♪レースに向けて良い感じのセットアップが見つかりました。
決勝は、いつも通り、私がスタートを担当しました。
レースがスタートすると、序盤のマシンバランスは非常に素晴らしく、数台を簡単にパスする
事が出来ました。序盤の混戦が落ち着き、各マシンの間隔が出来始めると、
中団で単独走行を強いられるような状況になりました。私がドライブしているGT3Rは2012モデル
ですが、戦っている相手は殆どが2013モデル。新しいレーシングカーが型落ちより遅いわけが無く、
徐々に離されていく形でしたが、ピットインまでに6位まで順位を上げられた(他チームのピットイン
等の状況も有り)事はチームにとっても良かったと思っています。
私の担当周回数は30周を予定していましたが、リヤタイヤの摩耗がきつく、28周でピットインし、
ドライバー交替を行いました。この際、熱でエンジンが掛からず、約、1分を失いました。
その後の茂田選手の走りは、ルーキーとは思えないペースで非常に頼もしかったです。
しかし、最終ラップにGT500クラスと接触、マシンのフロントセクションが破損し、チェッカーを
受ける事は出来ませんでした。この接触は最終ラップだったので、完走扱いになりましたが、
レース結果に30秒加算のペナルティーを受けてしまった為、19位完走となりました。
ピット交換の際、エンジンが掛かっていれば・・・、接触が無ければ・・・、妄想は広がりますが、
全てこれもレース!私にも足りない所は沢山ありました。
今回は本当に色々な物が見えたレースだったので、これを活かし、今後のレースに必ず
繋げます!!
今回も多大なる、ご声援、誠に有難うございました!!!!
頑張るぞ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!