2017.06.12 Mitsuyama, フォルクスワーゲン

S耐 鈴鹿戦

こんにちは。

昨夜、熱戦の鈴鹿から帰宅致しました。

今回のレースはGOLF TCRのデビュー戦、という事でチーム一同、心して準備をし、

レースに挑みました。

木曜日は夕方に約1時間の走行枠があり、ここからスタート。

走り出すと、タイヤがかなりマイレージの行ったタイヤだった事もあり、

物凄いオーバーステア。

しかし、路面も週末にかけてどんどん変化して行くので、あえてここではマシンを弄らず、

ドライバー、メカニックの練習に徹しました。

タイムは2分20秒後半。

金曜日

午前、午後で2時間半ほどの走行枠があり、ここでも精力的に走りました。

やはりマシンはオーバーステア傾向にあったので、ここからリアのスタビリティ向上の為に、

セットアップ開始。このGOLF TCRは本当に良く出来たマシンで、一つ一つのアジャストに

マシンがしっかり反応してくれました。

マシンバランスも徐々に向上し、ベストタイムは2分18秒4。

状況を考えれば、悪くないタイムですが、AUDI、CIVIC共に2分17秒台が出ていたので、

あと少し、マシンを改善する必要が有りました。

走行後、エンジニアと話し、金曜日の課題点を翌日の予選で改善するべく、マシンバランスを

更に変化させました。

予選

Q1はPhilippe選手が担当。

このTCRマシンは恐らく、本当に1、2周しかタイヤの美味しい所は引き出せないので、

計測1周目に集中して頂きました。

Philippe選手のタイムは、、、、いきなり、、、2分16秒6!!

これはとてつもないタイムだったし、チーム全員がモニターを4度見くらいしたと思います(笑)

Philippe選手は自己のタイムが把握出来ておらず、無線でタイムを告げると、

「マジ?????!!!!」的な反応だったのが笑えました(^^♪

Philippe選手は見事クラス3位を獲得。

Q2は私が担当。

事前にPhilippe選手が好タイムをマークしてくれたので、マシンに自信が持てましたし、

思いっきり攻める心の準備が整いました。

タイムは2分15秒7。木曜日からは想像も付かないタイムにチーム全員の力を感じました。

結果、Philiippe選手と私のタイムの合算が予選順位となり、デビュー戦にして、

2位を獲得する事が出来ました!

決勝

密山→Philippe選手→密山→Philippe選手の順でゴールを目指す作戦でした。

私は2番グリッドからスタートですが、今シーズン3連続ポールポジションを獲得している

AUDIに一泡吹かせるべく、スタートから虎視眈々と狙っていました。

レースがスタートすると、1コーナーのブレーキングでAUDIに並び、そのまま2コーナーの

アウトからAUDIをパスする事に成功☆

その後はタイヤをセーブしつつ、後ろとの間隔をコントロールしながら、

快調にトップをキープ出来ました。

マシンは快調そのもの!走りながら、GOLF最高!と何度叫んだか(笑)

周回が20周を超えた所で、ST-X車両のタイヤが外れコース内に転がってしまった為、

SCが導入されました。

ここでのタイミングが悪く、ドライバー交代を済ませたPhilippe選手がコースインすると

3位に落ちていました。

しかし、マシンは速く、Philippe選手も快調だったので、全く諦めておりませんでした。

しかし、レースも半分が終わったあたりから、燃圧低下の症状が出始め、

エンジンが吹けない・・・。

Philippe選手も私も騙し騙し走り何とか3位をキープしながら周回を重ねました。

しかし、残り8分という所で、全く燃料が来なくなってしまい、走りながらメイン落したり

しながら走行を続けましたが、最後はクラス5のヴィッツも追い抜く事が出来ないほど

症状が悪化し万事休す。

残り8分で5位に転落し、そのまま何とかゴールを目指しました。

結果は5位。

レース中盤までは理想の週末でしたが、最後に辛酸を舐める形になってしまいました。

結果は残念でしたが、周りに速さやインパクトは与えられたと自負しております!

次までにトラブルの対策を練って、必ず結果に結び付けたいと思います!!

今回、多くのご支援、ご声援下さった皆様、誠に有難うございました!!

次戦も頑張ります!!

しかし、GOLF TCRは素晴らしいマシンでした!

それが確認出来て、本当にホッと致しました☆☆☆

S耐久のYoutube配信。

かなり映ってますので、チェックをお願い致します☆☆☆

Mitsuyama Mitsuyama, フォルクスワーゲン