GT富士
今日は。
台湾から帰国し、リムジンバスの中で書いています。
少し遅くなってしまいましたが、先日のGT富士戦のご報告です。
《テストセッション》
このセッションでやらなければならなかったのが、午後の予選で使用するタイヤを
決め込む事、短い時間でセットアップを行い、パートナーの横幕選手に交代して、
ロングランを行って貰う事でした。
先ずはハードタイヤ目でいきなりのアタック。ここでは、1分40秒8を記録し、その後、
2つのセットアップを試し、横幕選手に交代。
横幕選手には500の抜かせ方をマスターして貰い、
レースラップの向上に努めてもらいました。そして、約30ラップを走った後、
もう少しソフト目のタイヤで横幕選手にもアタックして貰いました。
その後、私が10分間の300専有走行で予選シミュレーションを行い、1分40秒3で13番手。
《予選》
午前中のフィーリングから、予選前にセットアップを変更し、アタックに挑みました。
最初の2周で丁寧にタイヤを温めた後、計測2周目に1分39秒8を記録。
次の計測3周目、4周目はタイヤのクーリングとアタックの位置取りに費やし、
計測5周目に1分39秒4を記録。
今回、チームの目標だった予選Q1を8位で通過する事が出来ました。
Q2は横幕選手が担当し、1分41秒3で13番グリッドが確定しました。
《決勝》
今回の決勝は500kmと長丁場で、密山→横幕→密山という3スティントでした。
レースがスタートし、マクラーレン、BMW、AUDI、GTR等と激しいポジション争いが
数周に渡って繰り広げられました。しかし、そんな矢先に最終コーナーでAUDIに追突され、
スピン。ほぼ最後尾までポジションダウンしてしまいました。
そこではかなり頭に血が登りましたが、冷静に落ち着き直して、いい状態で横幕選手に
タッチ出来るよう、集中して走りました。
2スティント目の横幕選手も安定したラップで周回を重ねてくれました。
前日のロングランが功を奏したのか、開幕戦に比べて本当に良い走りだったと思います。
3スティント目は、とにかくプッシュして一つでもポジションを上げられるよう、
自分なりに精一杯、ドライブしたつもりです。
結果は14位完走。
当然の如く、ポイント獲得は最低限の目標だったので、この結果には愕然と致しました。
今のGTは何か、一つでもパズルが欠けてしまうと、即座に後方へ追いやられてしまう、
非常にハードな世界だという事を痛感させられたレースだったと思います。
しかし、浮上する為の改善ポイントがより明確になって来たので、
今後はもっといいレースが出来ると確信出来たレースでもありました。
次戦は、6月のマレーシア。個人的に好きなコースですし、チームとの連携を強化して
必ずいい結果を残して見せます。
引き続き、皆様のご声援を宜しくお願い申し上げます!!!
有り難うございました!!!