2009.10.17 Koma, ポルシェ

TOYO R888

ポルシェ用のタイヤと言えば、承認タイヤ(Nマーキング)との相性は言うまでもなく良いのですが、スポーツ走行やサーキット派の方達からは、より高いグリップの商品が好まれ、そして装着されています。

997になってからはGT3純正のサイズが 「235/35-19 305/30-19」と、特にリヤに関しては特殊なサイズなので、選べるタイヤには限りがあります。

・ミシュラン パイロットスポーツカップ (GT3 GT3-RS指定モデル)
・ピレリー P-zero CORSA System (GT3 GT3-RS指定モデル)
・ピレリー P-zero CORSA (前後アシンメトリコ)
・BS POTENZA RE050 (カレラ4S指定モデル)
・TOYO PROXES R888 (セミレーシングタイヤ)
19インチだとこの5種類になります。

当店のデモカーはインチダウンで 235/40-18 295/35-18 のRE55S(セミレーシング)を履かせることもあります。これは直径的に同じなので問題はありません。

また昨日のブログでもご紹介した「NEOVA AD08」をリヤのみ1サイズダウンの295/30-19でテストもしました。

AD08に関してはカレラサイズと言う事と、N指定モデルと同じレインフォーズド規格なので、直径や荷重の問題も考え、空気圧の管理だけでイケると判断して装着しましたが、これ以上のサイズダウンは、荷重が下がり過ぎるのと、下がった分の荷重を空気圧だけで補うのは難しく、危険だと思われます。 AD08の結果は昨日の社長ブログでもご紹介してますが、全く問題が無いどころか、タイム的には良い結果となりました。

以上の事から、現在のGT3、GT3-RSにお勧め出来るのは上記の7種類となりますが、スポーツ走行等されない方には指定モデルの装着が好ましいです。
?
さて、話がそれてしまいましたが、本日は上記の中で19インチで唯一の国産セミレーシングである「プロクセス R888」を装着させていただきました。

?

?

実際にFSWでは良いラップを記録している方達も多くいて、評判も良いですね。当店デモカーも次回はこのタイヤでアタックしようかと考え中です。

写真は純正のTPMSの部分なのですが、まずはホイール単体でバランスを見ます。TPMSが装着されていているから単体でバランスを見ている訳では無く、タイヤの軽点と組み合わせる為です。今までの常識からすると軽点は空気を入れるバルブに合わせるのが一般的ですが、必ずバルブの位置が重い場所とも限らないので、タイヤを組む場合は必ずホイール単体でのバランスチェックも行います。またこうする事によってホイールの歪みやクラック等の点検も事前に出来るというメリットもあります。

国産のタイヤにはタイヤに黄色い●のマーキングがありますが、コレがタイヤの「軽点」。いわゆるタイヤ単体での一番軽い部分です。これにホイールに一番重い「重点」を組み合わせる為です。こうする事によってバランスウェイトの量を減らす事が出来るからです。もちろんユニフォミティ(真円度)のチェックもします。仮にユニフォミティが悪い場合はマル秘テクニックでバランスウェイトが軽い状態で真円を出す作業も行います。

サーキットを走るようなスポーツカーのみならず、一般車両でもこのような作業も必ず行い最適な状態で出庫させます。

?さて、今回のGT3-RSもオリジナルアライメントにセットしてFSWを爆走予定です。:idea:

オーナー様、タイムアップ期待してまーす!!(プレッシャー!?):mrgreen:

誠にありがとございました!!

?

?

?

?

Koma Koma, ポルシェ